チ。
2025年4月6日
娘がはまっていたアニメに、チチもハマりました。
地動説をテーマにした作品ですが、科学・宗教・倫理など、学問全般に通じる深〜い内容で、その内容はまさに哲学(Phylosophia:知を愛すること)でした。
登場人物が次々と、容赦なく退場させられていくのには驚きましたが、名も無き先人たちの、血と汗と涙の積み重ねが、少しずつ世界を動かし、遂には世界の見方・考え方・生き方、その全てをひっくりかえす、というまさにコペルニクス的転回のストーリーには、心を大きく動かされました。
”きっと、迷いの中に倫理がある”
本作には名言がたくさんありますが、個人的にはこの言葉が一番のお気に入りです。臨床の場面で迷うことも少なからずありますが、それは画一的な治療方針ではなく、人それぞれの答えを探すために生じる必善の迷いなのではないかと思います。歯科臨床における「真・善・美」とは何か?。それぞれについて迷い、考え続けた先人に改めて想いをはせているところです。

日々のこと